クレジットカードの審査では何を見られているのか

クレジットカードの審査では何を見られているのか?

(2011.3.28日経ビジネスより抜粋)

クレジットカードを所有するには審査が必要だ。
申込書に自分の個人情報を書いてカード会社に郵送して審査をうけるが、
そこでいったい何を見られているのか?
カード会社は何を基準に私たちを評価しているのか。

カード会社が頼りにするのは外部の個人情報センター
カード会社は、基本的に三つの要素を重視している。「安定した収入」「返済能力」「明確な居住場所」の三つだ。特に最後の「明確な居住場所」というのは、つまり「所在不明」の恐れがないかを見極めることを指している。

「安定した収入」=「返済能力」とは違うんですね。
今までそう思ってましたけど。「安定した収入」があっても、借入れがたくさんあったら駄目よ。という意味ですね。

実際にはカード会社は、より細かな審査をしてその人の信用レベルを測っている。その参考になるのが申込書に記載された事項。つまり、年齢、勤続年数、職種、勤務先の規模、年収、居住年数、住居形態、家族構成などの属性だ。
カード会社はそのひとつひとつに点数を付け、その合計点を合否の判定の参考にしている。

確かにこの属性についてはうなずける。「明確な居住場所」というのは、年齢、勤続年数、職種、勤務先の規模、年収、居住年数、住居形態、家族構成などの属性、すべてにあてはまりますね。

しかし、申込書に記載された事項はすべて自己申告で書かれた内容であって、客観的な信用情報とはいいがたい。そこでカード会社が頼りにするのが、外部の個人信用情報センターである。ここには過去の支払い履歴や借入れ状況など、金融会社から情報が寄せられる。そのためカード会社は真っ先に個人信用情報センターに照会をかけている。

登録されている内容と異れば、(例えば勤務先が変わっているなど)すぐ判ってしまう。また照会をかけた履歴も残るので、あちこちと申込みをするのも好ましくない。

現在、この個人信用情報センターには「全国銀行個人信用情報センター」「CIC」「日本信用情報機構」の3機関があり、利用の履歴は毎月更新されている。
 したがって、審査においてもっとも重要な役割を果たしているのがセンターの情報ということになる。

この個人信用情報センターに登録された情報は、クレジットレポート(CIC開示報告書)利用者自身で確認することができる。思い当たる節がないのに断られたりした場合は、確認されてみたほうがよいだろう。そこで間違った情報が登録されていることがわかれば、手続きをすれば変更も可能です。

クレジットレポートで支払い状況をチェックする
CIC開示報告書には大きく分けて4つの情報が盛り込まれている。
1.クレジット情報(契約年月日、契約の内容、支払い状況など)
2.割賦情報(割賦販売法の対象になる商品)
3.金融情報(キャッシング、カードローンなど)
4.配偶者属性(金融商品のうち配偶者の同意を得たもの)
である。
このうち重要なのは1.の「お支払い状況」という項目で、「成約」なら順調に返済中、「異動」なら長期の延滞で危険という意味になる。
「入金状況」という項目は、過去2年間を遡って記載されている。その月の支払いが正常であったか、入金がなかったか、カードの利用がなかったか、など記号で表示されている。

いわゆるブラックなどど呼ばれているのが、この長期の延滞で「異動」がついた状態だ。またこの個人信用情報センターに照会をかけることを、会社によっては異動情報、異動照会などと呼んでいることもあるが、それはここからきている。

なお、2011年中にCICでは、クレジットカードの返済履歴を本人限定で、インターネット経由で提供する予定らしい。こうなればわざわざ個人信用情報センターに出向いて確認する必要がなくなり便利になる。これからはアメリカなみにクレジットレポートが、個人の信用力を判定する基準となる日も遠くはないようだ。